目指せ介護のスペシャリスト!介護現場と同じ環境で学べるSOMPOケア ユニバーシティに行ってみた

今回はいつもの特集記事とはちょっと趣向を変えまして、ひょうご介護アナウンス運営事務局のスタッフが企業訪問に行ってきました!というお話です。

と言っても企業の本社にお邪魔したわけではなく、介護業界でウワサの企業内大学「SOMPOケア ユニバーシティ」に伺いましたーーー!!

「業界大手の研修の在り方や現場の様子を見学したい」ということで、恐る恐るオファーをさせていただところ、快くOKをいただけました!

ありがとうございます!

SOMPOケア ユニバーシティとは?

SOMPOケアグループが誇る、実際の介護現場と同じ環境で学ぶことができ、誰もが介護のスペシャリストを目指せる施設です。

介護職員の知識や技術はもちろんこと、心の成長も促し介護職員としての働きがいも支援しています。介護業界で初の企業内大学として、2017年に東京港区海岸に、2018年に大阪北区天満橋と2拠点で開講中。介護のいろはをイチから学べるので、新卒・未経験の方だけでなく、業界経験のある方も新しい気づきを発見できます。

この日は大阪市北区にある施設へ。
大阪でも有数のオフィスビルOAPタワー内にあるということで、それだけでもすでにスゴそうな予感がバシバシだぜ…。

ちなみにこのOAPタワー、全長4.2kmにもおよぶリバーサイトパーク、桜之宮公園のほとりにあります。桜の名所として知られていて、お花見の季節に訪れると桜が満開でスッゴクきれいなんです♪

おっと、すいません話が脱線しちゃいました。

気を取り直してさっそくSOMPOケア ユニバーシティへGo!

介護業界を牽引する研修制度と設備

今回案内してくださる堀田さんと合流し、いざ施設内へ!

まずですね、とにかく想像以上に規模が大きくて驚きました!

いやね、OAPタワーにあるくらいだから大きいだろうなとは思っていたんですが、その予想の倍、いや3倍は大きかったです!

ここでどんな研修が行われているのか、ワクワク。

まず見学させていただいたたのは、座学・実習の様子。


SOMPOケア ユニバーシティの開講期間は10日間におよび、座学を行ったのち、実際の介護と同様の実習を行うそうです。

知識だけの頭でっかちにならないよう、知識として覚えた後はすぐに動作でも覚える!こうすることで、スキルの習得率が上がっているわけですね。勉強になる!

ちなみにここSOMPOケア ユニバーシティでは、毎月20人ほどが研修を行っているのだとか。関西地区だけでなく全国の介護施設から集まっているとのことで、まさに介護のエリートを育成している感じがしました!

これだけの研修施設を備え、実践的な研修をしてから現場に送り出すことで最低限の介護職員のスキルの質を担保できるというのは、他ではなかなかできないです。それに介護スキルだけでなく、企業の理念や行動規範をしっかり浸透させられるというところも大きなメリットですね!

現場での指導の意味がわかり、用語が瞬時に理解できることは現場指導者にとってもかなりのメリット!指導者によって言うことが違い、無駄に怒られることはよくあります…。

個人的に、新卒入社の方だけでなく中途入社の方も一緒に研修を受けられるので、中途では珍しい同期ができるというのもちょっといいなと思いました。

コロナ禍での研修について

見学時もでそうでしたが、参加人数を制限し対策を行いつつ研修されています。

施設内部は現場さながらの環境を再現

施設内にある設備やテーマごとに別れているそれぞれの部屋は、利用者様の住んでいるお部屋やお家を想定して再現されています。
どんな場面でも利用者様が快適に介護を受けられるよう、最適で最善な介護サービスが提供できるための設備が整っていました。

施設内に玄関がある…!なんでこんなところに?と思っていたら、これも訪問介護の研修のためなのだとか。

それにしても研修施設のクオリティはスゴイのひとこと(語彙力…)。

介護現場で使われている実際の道具や器具だけでなく、SOMPOケアの実在施設の部屋を再現しているので、リアルな現場の雰囲気を体験できる。これってやりたくてもなかなかできないことです。

部屋の再現にも驚きでしたがさらに驚いたのが、ベッドに取り付けられたIOT技術!独自開発のセンサーによって、利用者様のいまの睡眠状況を瞬時に把握できるそう。

熟睡しているのか、それとも覚醒しようとしている段階なのか、センサーから蓄積したデータから判断できちゃうわけです。介護職員の業務効率化とともに、利用者様の健康状態も管理しやすくなっています。

うーん、このベッドほしい。

また現場を忠実に再現をするだけでなく、集団での研修で役立つようにトイレは壁面上部をなくし、介護している様子を参加者が一緒に見ながらできるように設計するなど、実際の研修で困らないように配慮がされていました(トイレ介助では、実際のトイレでやると他者は後ろ姿しか見えず指摘などがしにくいんです)。

しかも実はこのトイレ設備、左右対称でセットが作られていて、どちらのタイプに当たっても対応できます。こうした配慮がすごくきめ細やかなだなぁと感心しきりな私たち。

お風呂設備は大きさ・間取りごと設置。さらには機械浴もありました。機械浴は実際に研修の中で自分たちで体験し、利用者さんがどんな気持ちで機械浴に乗っているのかなど、不安な気持ちを理解することからはじめます。

設備や研修内容の一つひとつに、目的がはっきりとしていると感じました。

この研修は介護業界のみんなにもっと開放して欲しい!と切に思いました(一部公開しているそうです)。

内容を聞いていると、この研修受けたら介護業界に身を置く自分たちも、もっとできることが増えるような気がしたんです。

社員こそ企業にとって最高の財産

研修の内容や施設の設備も凄まじかったですが、その根幹にあるのはSOMPOケアの人財に対する考え方だと思いました。

10日間研修中はホテルも用意し研修に専念できるようにするというお話からも、介護の仕事に対しての意識の高さが伺えましたし、そこまでやる意味があるという言葉も印象的でした。

訪問を終えて

とりあえず、

SOMPOケア、スゲェ!!!

すいません…とりみだしました…。

まずですね、とにかく想像以上に規模が大きくて驚きました。
現場さながらの環境という触れ込みに偽りなし!

講師も自社の職員なので、外部から招いた講師よりも自社のことが理解出来ているので説得力がある。だから実際の現場に出てわからない事があっても齟齬なく聞きやすい環境だなと思いました。

お会いした当初からそうでしたが、ひょうご介護アナウンスの理念と共通点は多いなぁと。今回の見学中のお話の中でも共感できるところが多々ありました。

ちなみにちょっとおもしろいなと思ったこと。
私たちとしてはスケールメリットを活かした大手企業のやり方・考え方など学ぶところが多かったんですが、逆にSOMPOケアさまとしても、地域に密着したコムケアの活動にはかなり興味を持ってくださったそう。互いに良い面を知り合えて良かったです♪隣の芝生は青い…的な?ちょっと違いますかね(笑)

「兵庫県の福祉を盛り上げていこう!」ということについて、お互い良さや力を発揮して輪を広げたいなと心から思いました!

お話を聞けば聞くほど、考え方とか思想とか、惚れてしまいそうな会社&堀田さんでした♪

「介護×ウェブで業界を明るく元気に!」を掲げているひょうご介護アナウンスとしては、IOTの面で独自の研究開発をしているというお話にも興味津々でした。

研究施設で働いてみたいなぁと思ったのは、内緒です(笑)

もちろん(?)、しっかりと美味しいものも食べて帰りました。

帝国ホテルVer.のスヌーピーが可愛かった♪

Ps.アニバーサリーパフェ、美味しかったけどデカすぎ……。

2021年6月24日公開/2024年4月1日更新(ひょうご介護アナウンス編集部)