装具をつけたまま履ける靴の選び方4つおすすめ6選で歩きやすさを整える

リハビリや日常生活で装具を使用している方にとって、最も大きな悩みの一つが「靴選び」ではないでしょうか。装具の厚みや形状によって、市販の靴では足が入らなかったり、無理に履こうとして足を痛めてしまったりすることも少なくありません。今回は、装具をつけたまま履ける靴をテーマに、選び方の基準から厳選したおすすめ商品、そして長く快適に使い続けるためのポイントを詳しく解説します。

目次

装具をつけたまま履ける靴を選ぶ際の基準

履き口の広さと開閉のしやすさ

装具をつけたまま履ける靴を選ぶ上で、最も優先すべきは履き口の広さです。金属製やプラスチック製の装具は、足首の動きを固定したりサポートしたりするため、通常の足の形よりも一回り以上大きく、そして硬い形状をしています。そのため、履き口が十分に開かない靴では、装具が引っかかってしまい、履くこと自体が困難になります。

理想的なのは、アッパー部分(甲を覆う部分)がガバッと大きく開くタイプです。特につま先の方まで大きく開く設計の靴は、装具を履いた足を上から置くような感覚でスムーズに脱ぎ履きができます。これは、麻痺などで手先の細かい動作が難しい方や、介助者が靴を履かせる際にも大きなメリットとなります。履き口が狭いと、無理に足を押し込む際に装具と皮膚が摩擦を起こし、褥瘡(床ずれ)や痛みの原因になるため、注意が必要です。

また、開口部の形状だけでなく、開閉の仕組みも重要です。多くの装具対応シューズでは面ファスナー(マジックテープ)が採用されていますが、このテープを剥がした際に、ベロ(舌革)が前方にしっかりと倒れる構造になっているかを確認しましょう。ベロが中途半端にしか開かないと、装具の角が引っかかりやすくなります。ストレスなく毎日を過ごすために、まずは「入り口の広さ」を徹底的にチェックしてください。

インソールの取り外し可否

装具を使用する場合、靴の中に標準装備されているインソール(中敷き)が取り外せるかどうかが、フィッティングの鍵を握ります。装具自体に厚みのある底板がついている場合、もともとのインソールを入れたままだと、靴の中の容積が不足してしまい、甲が圧迫されたり、かかとが脱げやすくなったりすることがあります。インソールが外せるタイプであれば、その分だけ内部のスペースを広く確保できるため、装具との干渉を最小限に抑えられます。

特にプラスチック製の短下肢装具(SHBなど)を使用している方は、装具の底面が平らで硬いため、靴側のインソールを抜くことで安定性が増すケースが多いです。一方で、装具の形状によっては、インソールを抜かずにそのまま履いたほうがクッション性が保たれる場合もあります。状況に合わせて調整ができるよう、あらかじめ「中敷きが簡単に外せる構造」になっているモデルを選んでおくと、購入後の微調整が非常に楽になります。

また、インソールが外せるメリットは容積の確保だけではありません。装具の底面と靴の底の間に汚れや砂が溜まった際、インソールを外して清掃することで、靴の内部を清潔に保つことができます。装具は長期間、毎日使い続けるものですから、メンテナンスのしやすさという観点からも、インソールの着脱機能は非常に重要な要素と言えるでしょう。

ベルトの長さ調整機能の有無

装具は、その日の足のむくみ具合や、使用するソックスの厚み、さらには装具自体の調整によって、必要となる「固定の強さ」が微妙に変化します。そのため、甲を固定するベルトの長さを柔軟に調整できる機能は欠かせません。装具対応の靴の中には、あらかじめベルトが長く設計されていたり、延長用のベルトが付属していたりするものがあります。これらは、厚みのある装具をしっかりと包み込むために不可欠な工夫です。

もしベルトの長さが足りないと、面ファスナーが十分に接着せず、歩行中にベルトが外れて転倒してしまうリスクがあります。逆に、ベルトが長すぎても地面に擦れてしまい、危険です。装具のボリュームに合わせて、ジャストな位置で固定できる「調整幅の広さ」があるかどうかを確認しましょう。特に、足の甲が高い方や、装具のベルクロ部分が靴のベルトと干渉しやすい方は、複数のベルトで細かく固定箇所を調整できるタイプが安心です。

さらに、ベルトの先端にリング(引き手)がついているタイプは、力が弱い方でも指を引っ掛けて簡単に締められるため、自立した生活をサポートしてくれます。装具をつけた足をしっかりと靴に密着させることは、安定した歩行バランスを生み出すだけでなく、装具と足の間のズレを防ぎ、肌トラブルを回避することにもつながります。ベルト一本の機能性が、歩行の質を大きく左右することを覚えておきましょう。

軽量性とソールの屈曲性

装具自体の重量は、意外と重いものです。特に金属支柱付きの装具などは、片足だけでもかなりの重量になります。そのため、靴まで重くなってしまうと、歩行時に足を振り出す動作が困難になり、疲れやすくなってしまいます。装具をつけたまま履ける靴を選ぶ際は、素材に軽量な合成皮革やメッシュ、EVA(軽量発泡素材)などが使われている、軽いモデルを選ぶのが鉄則です。

ただし、単に軽いだけでなく、ソールの「屈曲性(曲がりやすさ)」とのバランスも重要です。人間の歩行動作は、かかとで着地し、足の裏全体で体重を支え、最後につま先で蹴り出すという流れで行われます。装具で足首が固定されている場合、この蹴り出しの動作が制限されがちですが、靴のつま先部分に適度な反り返りがあり、ソールの前方が柔らかく曲がる設計であれば、スムーズな重心移動を助けてくれます。

一方で、ソール全体が柔らかすぎると、装具の硬さに負けて靴が変形してしまい、安定性が損なわれることがあります。理想的なのは、かかと部分はしっかりと硬さがあって足を支え、つま先側は歩行に合わせてしなやかに曲がる構造です。この「適度な剛性と柔軟性の両立」が、装具ユーザーにとって最も歩きやすい靴の条件となります。毎日の外出が楽しくなるよう、軽やかに一歩を踏み出せる一足を見極めましょう。

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装具をつけたまま履ける靴のおすすめ6選

【ムーンスター】Vステップ03(装具対応の定番モデル)

装具対応シューズの代名詞とも言える一足です。履き口が大きく開くのはもちろん、装具装着時のフィッティングを徹底的に追求した設計が魅力です。ソールがフラットで安定感があり、リハビリ現場でも高い信頼を得ています。

商品名Vステップ03
価格帯8,000円〜9,000円前後
特徴装具対応の定番モデル。履き口が大きく開き、ベルト調整も容易。
公式サイト公式サイトはこちら

【徳武産業】あゆみ ダブルマジックIII|幅広設計

ケアシューズのトップブランド「あゆみ」の代表作です。甲のベルトが大きく開き、足入れが非常にスムーズ。サイズ展開が豊富で、装具による左右のサイズ差にも対応しやすいのが特徴です。

商品名あゆみ ダブルマジックIII
価格帯6,000円〜7,000円前後
特徴甲をしっかりホールドするダブルベルト。屈曲性が良く歩きやすい。
公式サイト公式サイトはこちら

【アシックス】ライフウォーカー ニーサポート200

スポーツブランドならではの知見を活かした、歩きやすさを重視したモデルです。装具対応として専用設計されているわけではありませんが、履き口が広く、安定感のあるソール構造が装具ユーザーからも支持されています。

商品名ライフウォーカー ニーサポート200
価格帯7,000円〜8,000円前後
特徴O脚に対応した設計で、膝への負担を軽減しつつ安定した歩行をサポート。
公式サイト公式サイトはこちら

【ムーンスター】パステル405|軽量で履き心地が良い

デイリーユースに最適な、軽さと柔らかさを備えたモデルです。ストレッチ素材を一部に使用しており、装具の微妙な凹凸にも柔軟にフィットします。落ち着いたデザインで外出着にも合わせやすいのが嬉しいポイントです。

商品名パステル405
価格帯5,000円〜6,000円前後
特徴軽量設計で足への負担が少ない。優しい肌触りで長時間の使用も快適。
公式サイト公式サイトはこちら

【徳武産業】あゆみ オープンマジックIII(通気性良好)

メッシュ素材を多用し、蒸れにくさを追求したモデルです。装具を装着していると足元が熱を持ちやすいため、通気性の良さは大きなメリットになります。夏場や室内履きとしても非常に優秀です。

商品名あゆみ オープンマジックIII
価格帯6,000円〜7,000円前後
特徴通気性に優れたメッシュ素材。つま先が全開するため、足入れが抜群。
公式サイト公式サイトはこちら

【パンジー】ケアシューズ 9145|室内外兼用モデル

軽量でクッション性が高く、家庭内での移動やちょっとした外出に便利なモデルです。シンプルながら機能的なデザインで、幅広い年齢層に愛されています。コストパフォーマンスの良さも魅力の一つです。

商品名パンジー ケアシューズ 9145
価格帯4,000円〜5,000円前後
特徴脱ぎ履きしやすいサイドゴムと面ファスナー。汚れがつきにくい素材。
公式サイト公式サイトはこちら

装具に合う靴を比較する際の具体的なポイント

片足ずつの販売対応の有無

装具を片足のみに使用している場合、左右で足のボリュームが極端に異なるため、通常の一足(ペア)販売の靴では対応しきれないことが多々あります。装具側の足は1〜2サイズ大きいものが必要なのに、もう片方の足は標準サイズで良い、という状況です。この悩みを解決するために、装具対応シューズの多くは「片足販売」に対応しています。比較の際は、まずこの片足購入が可能かどうかをチェックしましょう。

片足販売が可能なモデルであれば、右は24.0cm、左は26.0cmといったように、それぞれの足に最適なサイズを組み合わせて購入できます。これにより、装具をつけていない方の足が靴の中で遊んでしまったり、逆に装具側の足が窮屈で痛んだりする問題を防げます。また、片方の靴だけが激しく消耗してしまった場合に、片足だけ買い替えができるという経済的なメリットもあります。

多くのメーカーが公式サイトや一部のECサイトで片足販売を行っていますが、モデルによってはセット販売のみの場合もあります。左右のサイズ差が大きい方は、あらかじめ片足販売のラインナップが充実しているブランド(ムーンスターや徳武産業など)を軸に比較を進めることで、失敗のない靴選びが可能になります。自分の足の状態に最もフィットする買い方ができるかどうか、これは非常に重要な比較基準です。

つま先の反り返りと高さの設計

装具を使用している方の歩行において、最も避けたいのが「つまずき」による転倒です。足首が固定されていると、地面からつま先を離す動きが不十分になりやすく、わずかな段差やカーブで引っかかってしまうことがあります。これを防ぐために重要となるのが、靴のつま先が最初から少し上に上がっている「トゥスプリング(反り返り)」の設計です。

つま先が適度に適度な高さで反り返っている靴は、足を前に出すだけで自然に地面とのクリアランスが確保され、つまずきを劇的に減らしてくれます。比較する際は、靴を横から見て、つま先がどの程度浮いているかを確認してください。また、つま先部分の「内部の高さ(厚み)」も重要です。装具の先が分厚いタイプの場合、つま先部分にゆとりがないと指先が圧迫されて痛みが生じるため、縦方向のボリュームもしっかり確保されているモデルを選びましょう。

さらに、つま先の素材が少し硬めに補強されているかどうかもポイントです。装具はどうしても靴の内側から強い圧力をかけるため、つま先が柔らかすぎるとすぐに形が崩れたり、装具の角で穴が開いてしまったりすることがあります。適度な反り返りで歩行をサポートしつつ、装具を保護できる強度を兼ね備えた設計かどうか。この細かな造りの違いが、歩行の安全性を大きく左右します。

マジックテープの固定力と耐久性

装具対応の靴において、メインの固定手段となるのがマジックテープ(面ファスナー)です。しかし、このマジックテープの質は商品によって千差万別です。比較のポイントとしては、まず「接着面積の広さ」が挙げられます。面積が広いほど、装具の反発力に負けずにしっかりと固定でき、歩行中に不意に剥がれるリスクを抑えられます。特に力の強い男性や、活動量の多い方が使用する場合は、強力な固定力が求められます。

次に注目すべきは「耐久性」です。装具ユーザーは靴の脱ぎ履きが頻繁になることが多く、マジックテープの使用回数も標準的な靴より遥かに多くなります。安価なマジックテープは、数ヶ月の使用で毛羽立ちがひどくなり、粘着力がガタ落ちしてしまうことがあります。高品質な面ファスナーを採用しているブランドは、繰り返し使っても機能が落ちにくく、結果として一足を長く愛用できるため、コストパフォーマンスに優れていると言えます。

また、テープの「持ち手(タブ)」の形状も比較しましょう。指の力が弱い方でも掴みやすいように、タブが大きく作られていたり、穴が空いていたり、反射材がついていたりと、工夫が凝らされているものがあります。毎日の脱ぎ履きは一生続く動作ですから、少しでもストレスを軽減できるような、使い勝手の良いマジックテープを備えたモデルを選ぶことが、快適な生活への近道となります。

ソールの滑り止め加工と安定性

装具を使用している方は、重心が不安定になりやすいため、靴底(アウトソール)の安定性とグリップ力は命綱と言っても過言ではありません。比較の際は、ソールの裏側をしっかり確認しましょう。濡れた路面や滑りやすいタイルの上でもしっかりと地面を捉えることができる、深い溝や特殊なゴム配合がなされているかどうかが重要です。特に雨の日の外出を想定するなら、防滑性に定評のあるモデルを選ぶべきです。

また、ソールの「接地面の広さ」も安定性に直結します。底が細くシェイプされたデザインの靴よりも、かかとから土踏まず、つま先にかけて接地面が広くフラットに設計されている靴の方が、左右のグラつきを抑えてくれます。装具による歩行は、どうしても足の外側や内側に荷重が偏りがちですが、底面が広い靴であれば、その偏りを靴全体で受け止めて分散させてくれるため、立ち上がりや歩き出しがスムーズになります。

さらに、ソールの「厚み」も考慮が必要です。厚すぎるソールはクッション性は高いものの、地面の感覚が伝わりにくく不安定さを感じる場合があります。逆に薄すぎると、装具の硬さがダイレクトに足裏に響いて疲労の原因になります。適度な厚みと硬さを持ち、かつ防滑性に優れたソール。このバランスが取れている靴こそが、あらゆる路面状況下であなたを守ってくれる頼もしいパートナーになります。

装具用シューズの購入時の注意点と活用法

装具を装着した状態での採寸

装具用の靴を購入する際、最も多い失敗が「素足や普通の靴下のサイズで選んでしまうこと」です。装具はそれ自体に数ミリから、厚いものでは1センチ以上の厚みがあります。必ず「実際に使用する装具をつけた状態」で、足の長さ(足長)だけでなく、甲の周り(足囲)を測定してください。可能であれば、リハビリの先生や専門のシューフィッターに、装具装着時の正確な寸法を測ってもらうのが理想的です。

自宅で計測する場合は、装具をつけた状態で紙の上に立ち、足の輪郭をペンでなぞってみると、実際のボリュームが視覚的にわかりやすくなります。このとき、座った状態ではなく、体重をかけた「立位」で測ることが重要です。荷重がかかることで足はわずかに広がるため、その状態で余裕があるサイズを選ばないと、歩き出した時に窮屈さを感じることになります。「いつものサイズ+1cm」といった曖昧な選び方ではなく、実測値に基づいた冷静な判断が求められます。

また、装具の素材によっても必要な余裕は変わります。硬いプラスチック製なら全く遊びがありませんが、革製や布製の装具なら多少の馴染みがあります。計測した数値をもとに、各メーカーのサイズ表と照らし合わせ、さらにベルトの調整幅でカバーできる範囲内かどうかを確認してください。正確な採寸こそが、靴擦れや痛みを防ぎ、快適な歩行を実現するための第一歩です。

左右で異なるサイズ選びの検討

前述の通り、片足だけ装具をつけている場合、左右の足の大きさには劇的な差が生じます。このとき、「大きい方の足に合わせて両足を同じサイズにする」のは避けるべきです。大きいサイズに合わせた健康な方の足は、靴の中で前後に動いてしまい、つまずきや転倒の原因になるほか、靴擦れも起こしやすくなります。安全な歩行のためには、多少の手間やコストがかかっても、左右それぞれに合ったサイズを揃えることを検討してください。

具体的には、片足販売を利用して、左は25cm、右は27cmといった組み合わせにするのがベストです。最近では、多くの装具対応シューズブランドがECサイトでも片足ずつの注文を受け付けています。一見、左右別々に買うのは贅沢に感じるかもしれませんが、左右不適合な靴で歩行バランスを崩し、膝や腰を痛めてしまうことのリスクを考えれば、これは必要な投資と言えます。自分の体を守るための、賢い選択だと捉えましょう。

また、左右でサイズを変えるほどではないものの、少しだけ片方に余裕が欲しいという場合は、インソールの厚みで調整する方法もあります。健康な方の足には厚めのインソールを入れ、装具側はインソールを抜く。こうした工夫で、左右のフィット感を近づけることも可能です。まずは自分の足の左右差を客観的に把握し、メーカーの片足販売サービスをフル活用して、ストレスのない最適なフィッティングを追求してください。

ソールの減り具合の定期確認

装具を使用していると、歩き方の癖や荷重の偏りによって、靴のソールの減り方が極端になることがあります。例えば、外側だけが激しく削れたり、つま先部分だけが消耗したりといった現象です。ソールの減りを放置しておくと、靴の安定性が損なわれ、装具による矯正効果も半減してしまいます。さらには、斜めに削れたソールが原因で足首を捻ってしまう危険性もあるため、月に一度は靴の底をチェックする習慣をつけましょう。

特に装具側は、装具の重さと固定力によって地面との摩擦が強くなりがちです。もし特定の部分だけが不自然に減っているのを見つけたら、それは歩行バランスが崩れているサインかもしれません。新しい靴に買い換えるタイミングを知る目安になるだけでなく、リハビリの先生に歩き方の相談をする際の貴重な情報にもなります。ソールはあなたの歩行の履歴書です。こまめに確認することで、怪我を未然に防ぎましょう。

また、ソールの減りだけでなく、靴の「内側」のチェックも忘れないでください。装具の硬いパーツが靴の内張を突き破ってしまうことがあります。内側に破れや突起ができると、それが装具を伝わって足に直接あたり、重大な皮膚トラブルを招くことがあります。外側(底)と内側、両面からの定期点検をルーティン化することで、お気に入りの靴を安全に、そして一分一秒でも長く使い続けることができるようになります。

正しい装着方法のセルフチェック

良い靴を選んでも、正しく履けていなければその効果は発揮されません。装具をつけたまま履ける靴を使い始めたら、まずは「かかと」がしっかりと靴の最後尾に密着しているかを確認してください。かかとに隙間があると、歩行中に靴の中で足(装具)が動き、安定感が失われます。靴を履くときは、まずかかとをトントンと地面に打ち付けて、しっかりと奥まで入れてからベルトを締めるのが基本です。

次に、ベルトの締め具合です。緩すぎると靴が脱げそうになりますし、きつすぎると血流を阻害したり装具が肌に食い込んだりします。目安としては、ベルトと足の間に指が一本入るか入らないか程度の、心地よいホールド感を目指してください。特にマジックテープが二本以上あるタイプは、下のベルト(つま先側)を先に固定し、最後に足首に近い方のベルトを締めることで、より高いフィット感が得られます。このひと手間で、歩きやすさは見違えるほど変わります。

最後に、靴を履いた後の皮膚の状態もチェックしましょう。新しい靴を履き始めて数日間は、脱いだ後に足に赤みや痛みが出ていないか確認してください。装具と靴の相性が悪いと、特定の場所に過度な圧力がかかっている場合があります。自分の感覚だけに頼らず、鏡を使ったり家族に見てもらったりして、客観的にセルフチェックを行うことが、健康な歩行生活を守る秘訣です。正しい履き方をマスターして、靴の性能を最大限に引き出しましょう。

自分に合う装具対応の靴で快適に歩こう

装具を日常的に使用している方にとって、靴は単なる履物ではなく、移動の自由を支える「体の一部」とも言える大切な存在です。これまでの市販品では叶わなかった「スムーズな脱ぎ履き」や「ストレスのない歩行」は、今回ご紹介したような、装具ユーザーの声を反映して作られた専用のシューズを選ぶことで、必ず実現できます。

選び方の基準として挙げた、履き口の広さ、インソールの着脱、ベルトの調整機能、そして軽量性。これらのポイントを一つずつ確認しながら、ご自身の装具の形や生活スタイルにぴったりの一足を見つけてください。特に左右のサイズ差にお悩みの方は、片足販売という便利なサービスを活用することで、驚くほど歩きやすさが改善されるはずです。無理をして我慢するのではなく、今の自分に最も優しい選択をすることが、前向きな毎日を送るための第一歩となります。

新しく手に入れた靴は、定期的にメンテナンスを行い、ソールの減りや内側の状態をチェックして大切に使いましょう。正しい装着方法を心がけ、足の健康を第一に考える。その積み重ねが、5年後、10年後のあなたの歩行能力を支える力になります。お気に入りの一足があれば、外に出るのが楽しくなり、リハビリへの意欲もきっと湧いてくることでしょう。

最後に、靴選びに迷ったときは、決して一人で抱え込まないでください。理学療法士や装具士、あるいは専門知識を持ったショップのスタッフに相談することも立派な解決策です。この記事が、あなたが「あ、この靴ならどこまでも歩いていけそう」と思えるような、運命の一足に出会うための一助となれば幸いです。快適な靴とともに、より自由で、よりアクティブな生活を今日からスタートさせましょう。

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この記事を書いた人

老後はまだ先のこと…そう思っていた時期もありました。でも、介護や終活のことを少しずつ知っていくうちに、「早くから知っておくことはやさしさなんだ」と思うように。このブログでは、介護や住まい、終活の基本をやさしく整理して発信しています。誰かの将来の不安を、少しでも和らげるきっかけになりますように。

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