2020年10月に女優さんの岩佐真悠子さんが介護業界に転身しました。このニュースはかなり話題となり、介護業界への注目度も高まっています。
岩佐さんは10代から芸能活動をはじめ、多くのドラマや映画、舞台に出演していた大人気女優さんでした。なぜ芸能界から介護業界へ転身することになったのか、はっきりとした理由は明らかにしていません。
しかし自身の引退会見では「微力ですが、直接的に社会や人様のお役に立ちたいという思いから、介護の仕事に携わることにしました」と語っています。
介護の世界は甘くないなどのさまざまな意見も飛び交っていますが、何より介護の仕事に興味を持ち、社会に貢献できる仕事と認識してくれているのはとても嬉しいことですよね。
芸能人で芸能人といえば、俳優さんや女優さをイメージされる方も多いかもしれませんが、今回話題にあげるのはお笑い芸人のさんたち。中には介護経験豊富なお笑い芸人さんもいるんです。
そこで今回は、介護業界での経験が豊富なお笑い芸人さんを、6名ご紹介していきたいと思います。
知らないだけで、意外とお笑い芸人さんの中には介護経験豊富な方がたくさんいるんです。しかも、いま話題の「お笑い第7世代」の芸人さんまで!
ひとりひとり詳しくご紹介していきますね。
2018年11月22日、いい夫婦の日に入籍したメイプル超合金の安藤なつさん。
お相手は一般の介護職の男性です。
安藤なつさん自身も20歳のときから介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)の資格を持っています。
安藤なつさんが介護の仕事をしはじめたきっかけは、伯父さんにあります。
安藤なつさんの伯父さんが障害者支援施設を運営していたため、子どもの頃からよく遊びに行っていました。そのうちに安藤なつさんは高校生になり、介護アルバイトに切り替えました。
当時はトイレ介助からオムツ交換、入浴介助、食事介助など全てこなしていたそうです。しかし、腰が痛くなるのがつらかったくらいで、その他は楽しく仕事に取り組んでいたようです。思っているほどしんどくないので、興味のある人はぜひ介護職にチャレンジしてみてほしい、と安藤なつさんはあるインタビューで明かしています。
介護経験を活かした介護の魅力を伝える番組にも出演されています。
お笑い第7世代として大人気のEXIT「りんたろー。」さん。
チャラ男漫才で大ブレイクし、いま最も勢いのある芸人さんです。「りんたろー。」さんは24歳のときから、一軒家をリフォームしたような建物のデイサービスで8年間介護アルバイトとして勤務していました。
きっかけは、チャラ男と介護が融合したら面白そうだなと思ったこと。もともとおばあちゃん子で、お年寄りの方と触れ合うのは好きだったそうです。
当時は、ご飯も作るし、お風呂も入れるし、着替えや口腔ケアまでやっていました。
認知症の方にひどいことを言われることもあったそうですが、いい意味で適当で明るい性格だったので、受け流しながら仕事ができたとのことです。
「介護は年上ギャルとのパーティー」と語っており、持ち前のチャラさを発揮しています。
あるある探検隊でおなじみのレギュラー松本康太さんと西川景啓さんは、先輩芸人である次長課長の河本準一さんの一言がきっかけで、介護に興味を持ったそうです。
2人とも介護職員初任者研修の資格を持っており、「介護とお笑いを融合させた芸を生み出すこと」をモットーに施設訪問をして漫才を披露しています。
漫才で笑いを届け、認知症の予防になったりお年寄りの生活の質が上がったりすれば嬉しいと語る2人。一時的な興味本位なものではなく、いまでも積極的に介護施設で活動されています。
レクリエーション介護士の資格も取得しており、お年寄りでもわかりやすいリズムネタやちょっとした体操を入れ込むなど漫才に工夫を凝らしています。
お笑いのバリアフリーを目指して活動するレギュラーの2人から今後も目が離せません。
闇営業問題で謹慎となったザブングル加藤歩さんと松尾陽介さん。
実は謹慎中の1カ月間だけですが、ボランティア活動として熊本県の大きな介護施設で介護のお手伝いをしていました。
お2人はボランティア活動をとおして、「介護の人手不足や待遇改善などを進めていきたい」と思いを語っています。
現在はYouTubeにて「ザブングルのカイゴ職入門」というコーナーも担当しています。
闇営業がきっかけではありますが、いまでも熱心に介護に関わる活動を続けられており、これはとても嬉しいことですね!
介護の仕事経験があるお笑い芸人さん6名をご紹介しました。
みなさん有名なお笑い芸人さんで、第一線で活躍されている方ばかりでしたね。
介護経験を活かして働かれていたり、お笑いと介護を融合させたりと、介護の魅力を発信してくれています。
お笑い芸人さんが活躍することで、介護業界にもっともっとスポットライトが当たると良いですね♪
2020年12月25日公開/2024年4月1日更新(ひょうご介護アナウンス編集部)